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第26章 みくの家庭教師

抱き合ったまま口を離すと

「先生…
気持ち…良かった…」

「良かったね。
さぁ、離して…」

「やだ…」

「龍二君…」

「先生…僕…僕…」

龍二はそう言ってその場に

みくを押し倒した。

「あ、り、龍二君、
何するの！！」

慌てて抵抗するみくだが龍二の

強い力に身動き取れない。

「龍二君…やめて…」

みくが龍二の目を見ると目が

真剣になっている。

「やばい…」

「龍二君…お願い…
離して…先生を離して…」

必死で哀願するみく…

しかし、龍二はみくの上に

馬乗りになって両手を頭の上で

固定してじっとみくを見ている。

「い、嫌…」

顔を左右に振って抵抗するみく。

「先生…」

「お願い…やめて…」

「はぁはぁ…」

龍二の息遣いが荒い。

「お願い…やめて…」

「先生、僕は…僕は…
先生が好きだ…」

「先生が好きなら…
乱暴はやめて…」

「なら…僕の言う事…
聞いてくれる？」

「そ、それは…」

みくは龍二を見て

「分った…
言う事聞くから…
その代わり…ご両親には内緒よ？」