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淳、光と闇
第27章 みくと淳 復活へ自分との戦い
みくは自分との戦いを始めた。

一方自室に籠った淳はひたすら

考えている。

「看護師とは、命とは…」

「私…」

淳はひたすら考えた。

「自分の何処がいけなかったか?
何が間違っているのか…」

自分は患者の為に何が出来るのか?

淳は考えているうちに自分の思考が

真っ白になっていく事に気が付いた。

「私…ここは…?」

そこは無の世界。

そしてその中に自分がいて…

向こうに逝ってしまった患者たちが微笑んでいる。

「あ、待って!皆…
どうして?」

しかし、患者達は微笑みながら

淳の手の届かないところに

遠ざかっていく。

「お願い…待って…皆…」

必死で患者達を追う淳。

しかし、いつまでたっても淳の手は届かない。

やがて患者達は見えなくなった。

「皆、置いて行かないで…」

その時、淳の耳に声が聞こえた。
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