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淳、光と闇
第33章 乙女心と健
「フガフガ…」
「あらあら…
よほど私に知られては
まずい事ですか?」
「い、いえ…
あはは…婦長さん。
あの、何でもないのです。
あはは…
あ、ご苦労様です!」
「変な子達ね?」
さゆりはそう言って
救急救命から出て行った。
「た、助かった…」
「あ、そうそう。
さっきね、淳から今日の事
苦情が来てましたよ。
明後日それに付いて
お話聞かせてね?
では、気をつけて帰るのよ?」
さゆりはにこっと笑って去っていった。
「げ!!ばれてるし…」
五人は二日後
さゆりにしっかり油を絞られて
延々、一人五時間説教された。
「良いですか?
看護師というものは…
クドクド…ガミガミ…」
「淳、裏切ったな…」
ぐったりして結花が淳を睨む。
「あら?人を襲っておいて…
天罰よ?」
舌を出す淳だった。