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淳、光と闇
第34章 看護の心
淳の同僚に京子と言う看護師がいる。
京子は23歳でまだまだ見習い状態だ。
しかし、京子は毎日、
日々一人前の看護師を目指して
今日も奮闘していた。
さゆりは京子を呼び
「京子ちゃんもそろそろ
独り立ちしなければいけません。
今日から正さんの担当になってもらいます。
分かりましたか?」
「はい、婦長さん
私…頑張ります!!」
それを聞いていた淳と結花は
「婦長さん、正さんは
京子ちゃんには無理なのでは?」
と心配する。
正…直腸に癌があり手術不能。
余命一年の患者だ。
そして、我儘の見本みたいな患者で
18歳の独身。
淳や美紀でさえ手を焼く患者。
そんな手のかかる患者を京子が?
「何事もやってみなければ
分かりませんよ。」
とさゆりは言う。
「大丈夫かなぁ…」
そんな時、廊下でゆりが
正を追い掛け回している。
「正君、待ちなさい!!」
「やだ!!」
「ちょっと…お注射しないと
いけませんよ?」
「痛いから…ゆりさん、
注射下手だから…やだ!!」
「こら!私…
そんなに下手ではないですよ。」
「だって、ゆりさんが注射すると
物凄く痛い!!」
「そ、そんな事ないわよ!!」
「ある!!」
「こ、こらぁ!!」
正は逃げ回っていたが突然止まった。
京子は23歳でまだまだ見習い状態だ。
しかし、京子は毎日、
日々一人前の看護師を目指して
今日も奮闘していた。
さゆりは京子を呼び
「京子ちゃんもそろそろ
独り立ちしなければいけません。
今日から正さんの担当になってもらいます。
分かりましたか?」
「はい、婦長さん
私…頑張ります!!」
それを聞いていた淳と結花は
「婦長さん、正さんは
京子ちゃんには無理なのでは?」
と心配する。
正…直腸に癌があり手術不能。
余命一年の患者だ。
そして、我儘の見本みたいな患者で
18歳の独身。
淳や美紀でさえ手を焼く患者。
そんな手のかかる患者を京子が?
「何事もやってみなければ
分かりませんよ。」
とさゆりは言う。
「大丈夫かなぁ…」
そんな時、廊下でゆりが
正を追い掛け回している。
「正君、待ちなさい!!」
「やだ!!」
「ちょっと…お注射しないと
いけませんよ?」
「痛いから…ゆりさん、
注射下手だから…やだ!!」
「こら!私…
そんなに下手ではないですよ。」
「だって、ゆりさんが注射すると
物凄く痛い!!」
「そ、そんな事ないわよ!!」
「ある!!」
「こ、こらぁ!!」
正は逃げ回っていたが突然止まった。