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淳、光と闇
第5章 淳、初仕事
淳が看護師の仕事が休みになった日、

いよいよ初仕事だ。

風香が淳に

「あまり考えすぎないで…
気楽にしないと心が参るわよ?」

とアドバイスしてくれた。

「有難うございます…」

淳は風香にお礼を言って事務所を出た。

指定された住所に着くとそこは大邸宅…

「え?ここ?」

一瞬、淳はたじろいだがここまで来て

帰るわけにも行かず…

呼び鈴を鳴らす。

「はぁい…
どちら様?」

中から家政婦らしい女性の声がする。

「あの…
**から来ました淳と申します。」

「あ、はいはい…
ちょっと待ってね…」

家政婦らしいその女性は玄関をすぐに開けてくれた。

「お待ちしてましたのよ。」

笑顔で淳を迎え入れる女性。

「私は由美…
ここで家政婦をしています。
さぁ、旦那様がお待ちですよ?」

由美は40代後半らしく気品に飛んでいた。

「素敵な人…」

淳の素直な感想である。
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