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淳、光と闇
第39章 勝枝壮絶!淳ナースキャップへの誓い

「いいか?この病院は…
お前達の故郷になる。
出身の病院を馬鹿者達に
荒らさせるな…
分ったか?」

「はい!!」

淳は竜馬と省吾にこの話をして

応援を頼んだ。

人員的に余裕のない竜馬だが

「出来るだけ…
協力する…」

と協力してくれる事に…

一方省吾は淳から

この話を聞くと激怒した。

「何と言う…
人の命を預かる病院に
強盗だと?
不届き千万!!」

省吾は院長に話を通して

警備のプロと屈強の使用人を

毎日送り込んで警備に付かせた。

「わしの可愛い淳ちゃん、
そして娘の結花とゆりを…
必ず守れ!!」

「はっ!!旦那様!!」

「お父さん、頼んだわよ?
私達より…
患者さんを守って…
お願い…」

二人の優しい言葉に省吾は涙する。

「おのれ…強盗…」


しかし、そんな強化した警備を

すり抜けて悲劇は起きた。

今日はすみれと淳、そして

勝枝が深夜勤に当たっている。

三人は交代で仮眠を取り目を光らせる。

すると外科で救急が出て応援要請が…

「淳、行きなさい!!」

すみれは救急救命の経験豊富な

淳を外科へ応援に出した。

「行きます!!」

「頼んだわよ??」

この日は救急救命は大忙し…

「じゃじゃ馬!!
外科が済んだら手伝え!!」

健の要請で淳は外科を落ち着かせて

そのまま救急救命へ直行した。

第一内科ではすみれと勝枝が

夜勤業務をしている。

「ガタン!!」

大きな物音がした。

「何だろう?」

勝枝は物音に気が付いてすみれに

「見てきますね?」

そう告げて音のするほうへ…

「気をつけるのよ。」

勝枝が詰め所を出てすみれは

保安課へ警備を依頼する。
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