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淳、光と闇
第42章 雄二との再会.

「駄目だ…こりゃ…」

結花とゆりは頭を抱えた。

「雄二ぃ…」


そしてその日がやってきた。

淳は考えられる中で

一番のおしゃれをして省吾の

屋敷の門の外で待った。

由美が淳に

「中へ入って待っていて…」

と誘うが淳は

「ここで待っている事に
意味があるんです。
ここで雄二が出て来るのを…
私…どれだけ夢見て待ったか…」

そう言って静かに門の外で待つ淳。

「淳ちゃん…」

省吾はそんな淳を

「あの二人は…
離れている間どれだけ
寂しい想いをしたんじゃ…
どれだけ会いたいと思ったんじゃ…
それを…わしは…わしは…
許せよ…淳ちゃん。」

省吾は雄二が犯罪を犯してその後

世間で困らない様に雄二を再教育して

その間に手に職を付けさせた。

雄二の年季が明けて淳と一緒になっても

二人が困らない様に徹底的に

雄二を鍛えた。

「雄二…よくぞ耐えたな…
さぁ、淳ちゃんの元へ…走れ!!」

「雄二…お前はこれで自由だ。
そして淳様と仲良くな…」

正志に背中を押されて屋敷を出た雄二。

門までゆっくり歩いていく。

一歩づつ確実に…

そして門の外で待っている淳の元へ…

門が見えて…

その向こうに一人の女性が立っていた。

その女性はこちらを見ている。

雄二はその女性に向かって走り出した。

門まであと僅か…

女性のシルエットがはっきりとして

その姿が雄二の目に飛び込んできた。

「淳!!!」

「雄二!!」

雄二は一気に門まで走って淳の前に立った。
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