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淳、光と闇
第6章 省吾と孫と誕生日と
丁度、その日は淳の公休日で
優子に連絡を取り、
省吾の誕生会出席を許可してもらった。
淳はその日と次の日の仕事の休憩時間に
省吾への手作りのプレゼント作成に精を出した。
プレゼントは…
散歩の時に巻くマフラー。
淳はほぼ徹夜でマフラーを編み上げた。
「気に入ってくれるといいけど…」
それだけが淳の心配の種だ。
省吾の誕生日当日、
淳は朝早くから起きだして
精一杯のおめかしをする。
あの時以来、淳は省吾を
他人とは思えなくなっている。
それが何かは分からないが
普通の顧客ではない事は確かだ。
入念に下着から始まって服装、化粧
そしてアクセサリーの果てまで選んで
考えられる最大級のおしゃれをして
省吾の邸宅に向かった。
「こんにちわぁ…」
淳がインターホンから声をかけると
由美がインターホン越しに
「淳ちゃん、いらっしゃい。」
すぐにドアを開けてくれた。
「お邪魔します…」
「入って、入って…」
由美は淳を招き入れて客室に案内した。
「あの…旦那様はご存じなんですか?」
「いいえ、知らないのよ…
特に淳ちゃんが来る事は内緒なの…」
「そうですか…」
淳は少し不安になった。
優子に連絡を取り、
省吾の誕生会出席を許可してもらった。
淳はその日と次の日の仕事の休憩時間に
省吾への手作りのプレゼント作成に精を出した。
プレゼントは…
散歩の時に巻くマフラー。
淳はほぼ徹夜でマフラーを編み上げた。
「気に入ってくれるといいけど…」
それだけが淳の心配の種だ。
省吾の誕生日当日、
淳は朝早くから起きだして
精一杯のおめかしをする。
あの時以来、淳は省吾を
他人とは思えなくなっている。
それが何かは分からないが
普通の顧客ではない事は確かだ。
入念に下着から始まって服装、化粧
そしてアクセサリーの果てまで選んで
考えられる最大級のおしゃれをして
省吾の邸宅に向かった。
「こんにちわぁ…」
淳がインターホンから声をかけると
由美がインターホン越しに
「淳ちゃん、いらっしゃい。」
すぐにドアを開けてくれた。
「お邪魔します…」
「入って、入って…」
由美は淳を招き入れて客室に案内した。
「あの…旦那様はご存じなんですか?」
「いいえ、知らないのよ…
特に淳ちゃんが来る事は内緒なの…」
「そうですか…」
淳は少し不安になった。