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結花の御主人様
第13章 良…

「結花ちゃん、可愛い!!
決まりだ。良君、しっかり働け!!
真面目にやってればずっといても良いよ。」

「龍さん、それ…本当?」

「俺は嘘は言わないよ。
だからこの子は結花ちゃんの
ペットに…
い、いで!!」

龍の頭に結花は拳骨を落とした。

「龍さん!!」

「わ!!ご、ごめんなさい…」

こうして良は暫くの間、龍の家に

住込みで働く事になった。

名目は結花の助手である。

身元引受人は結花がなった。

「さぁ、しっかり働いて貰うわよ!!」

腰に両手を当てて睨む結花。

「そんなに睨まないでよ。」

相変わらずふくれっつらの良。

「まずは礼儀から教えるわね?」

「俺…堅苦しいの嫌いだ。」

「いけませんよ?
ここでは最低限の礼儀は身につけて貰います!
それと、今後は結花さんか
お姉さんって呼びなさい?」

「お、お姉さん?
叔母さんじゃなくて?」

「ゴンゴンゴン!!」

「い、痛い!!」

「良君?もう一度…
今の言葉言ったら…
殺すわよ?」

良の顔を笑いながら覗きこんだ結花。

「ひぇぇ…こ、怖い…」

「分りましたか?」

「は、はいぃぃ!!」

「ギャハハ!!
これは笑える…
く、苦しい…助けて…」

龍は笑い転げていた。

「龍さん!!」

「はい、ごめんなさい…」
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