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結花の御主人様
第13章 良…
結花は落ち着きを取り戻し
「良君…今良君が
お姉さんを抱いたら
多分…お姉さんは物凄く悲しい。
そして、良君を嫌いになるかもしれない。
でもね、良君に抱かれるのが
本当に嫌ではないの。
ただ、今抱かれるとお姉さんは
物凄く悲しい…」
落ち着いて真剣な表情で良に語る結花。
良は結花の言葉をじっと聞いていた。
そして、静かに足の間から
体を離して結花の膝を持って
ゆっくりと結花の足を閉じた。
「ごめんなさい…」
良が今全力で言える言葉だった。
「良君…」
結花は起き上がると良は近くにあった
バスタオルを結花に掛けて
「お姉さん、ごめんなさい…」
と結花に謝った。
結花はしばし無言を通した。
ある意味ショックが大きかった。
結花は優しく良の手を握って
「有難う…
良君は結花のお願い、
聞いてくれたのね。」
優しい結花の目。
良は泣いていた。
良を抱きしめて結花は良に
「お姉さんを好きという気持ちは
お姉さんは物凄く嬉しいよ。
そして思いとどまってくれた
良君をお姉さんは格好良いと思った。
良君有難う、そしてごめんなさい。」
結花は良を立たせて
「我慢してくれた御褒美よ。」
そう言って良の目を閉じて
優しくキスを交わした。
「お姉さん…俺を嫌いに?」
「ならないわよ。
だって…今の良君は
素敵で逞しくて…格好良いもの。」
「俺…なんてこと…」
「済んだ事だから…
それよりもね、良君はお姉さんの
裸を見たいの?」
「え?う、うん…」
「そう、なら見せてあげようか?」
「え?良いの?」
「良いわよ…
但し、きちんとお勉強して
礼儀も習って…
龍さんが合格サインを出したら
お姉さん、龍さんに内緒で
裸を見せてあげる。
でも、抱くのは駄目よ?
裸を見ても良君は我慢できる?」
「俺…勉強も礼儀も頑張って
そしてお姉さんの裸を見ても
我慢する。」
「そう、良い子ねぇ。」
結花はそう言って良の頭を撫でた。