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結花の御主人様
第14章 良と言う名の青年
「ねぇ、龍さん…」

「なんだ?」

「良君、そろそろ…」

「そうか…合格か?」

「はい…」

「それで…結花ちゃんは
裸を見せるのか?」

「良君が望むなら…」

「良いでしょう。
でも、俺は良が結花ちゃんの
裸を望まないと思うよ。」

「結花もそう思うの。」

「なら良いじゃないか。」

「でも、それに変わるもの…
何かないかな?」

「考えておくか。」

「お願い…」


二人がいちゃついているところへ

電話が鳴った。

「はい、結花です。」

「あ、結花ちゃん?
優子です。」

「どうしたのですか?」

「どうしたのではないでしょう?
月末の経費提出忘れているわよ?」

「げっ!!忘れてた!!」

「忘れてたではないです。
明日、朝一番で持ってきなさい!!」

「は、はいです!!」

結花は青くなった。

優子にだけは弱みを見せたくない。

「り、龍さん、どうしよう…」

混乱している結花。

「俺は…しらん…」

「冷たいのね?」

「仕事上は口を出さない。」

「ねぇ、優子主任に一緒に
謝って…お願い…」

「やだ!!」

「いじわるぅ!」
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