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結花の御主人様
第18章 優子の秘密
「はい。実は…
昼前に良がゆりちゃんの食堂に
お昼を食べに来て俺と鉢合わせしたのです。
まぁ、仕方ないから一緒に
お昼を食べていたのですが…
そこへ地上げ屋がやってきて
店の中で暴れだして…
俺と良は地上げ屋に飛び掛って行ったのですが
俺は良にゆりちゃんを
守れと告げて地上げ屋を一人
倒しましたが良の奴
ゆりちゃんを守りながらだったので
自分はやられてしまって…
挙句の果てにゆりちゃんを
さらっていって…
返して欲しいなら店を明け渡せと…」
「そうか…
美代さんはさぞ難儀しているだろうに。」
「はい、今はゆりちゃんを
さらわれたショックで寝ています。
ゆりかが食堂に残り方付けをしていますが。」
「分った…」
龍はそれだけ言うと電話を掛けて
「優子君、俺だが…
あの件、一つ上のランクに。
あぁ、そうだ…手加減は無用だぞ。
後の始末は俺に任せて。
宜しく頼む。」
龍は戻ってくると武に
「武、お前…
良が回復したらゆりちゃんを
助けに行け…」
「はぁ…」
「あのな、良はゆりちゃんに
恋をしているそうだよ。」
「へ?あのお転婆に??」
「まぁ、お転婆かどうかは
この際問題ではないが
相手は地上げ屋だ。
ゆりちゃん、さらわれた事を知ったら
良はまた無茶をするだろう。
だから武、お前にも一緒に
行って欲しいのだ。」
「分りました…
でも、良は結花様を…」
結花が
「誰がそんな事を言いましたか?
確かに良君は結花にとって
大切な存在です。
それは武君も同じですが
それ以上の感情はありませんよ。」
「はい。」
その頃、優子は自分が元率いていた
女暴走族の
「赤い蠍」を
召集してメンバーを前に腕を組んで
厳しい表情で
「良いか?
私の尊敬してやまない方が
愛しているこの町が…
この町の人々が…
地上げ屋によって苦しんでいる。
そして事もあろうに若い女性を
さらって人質にしたようだ。
お前達!!
必ず人質を救い出し地上げ屋から
この町を守れ。
お前達にとってこの町の人は
家族と一緒のはずだ。
町の人から受けた恩を…
決して忘れるな!!」
「は!!総帥!!」
「では…行け!!」
「は!!」
バイク集団は町へ散っていった。
昼前に良がゆりちゃんの食堂に
お昼を食べに来て俺と鉢合わせしたのです。
まぁ、仕方ないから一緒に
お昼を食べていたのですが…
そこへ地上げ屋がやってきて
店の中で暴れだして…
俺と良は地上げ屋に飛び掛って行ったのですが
俺は良にゆりちゃんを
守れと告げて地上げ屋を一人
倒しましたが良の奴
ゆりちゃんを守りながらだったので
自分はやられてしまって…
挙句の果てにゆりちゃんを
さらっていって…
返して欲しいなら店を明け渡せと…」
「そうか…
美代さんはさぞ難儀しているだろうに。」
「はい、今はゆりちゃんを
さらわれたショックで寝ています。
ゆりかが食堂に残り方付けをしていますが。」
「分った…」
龍はそれだけ言うと電話を掛けて
「優子君、俺だが…
あの件、一つ上のランクに。
あぁ、そうだ…手加減は無用だぞ。
後の始末は俺に任せて。
宜しく頼む。」
龍は戻ってくると武に
「武、お前…
良が回復したらゆりちゃんを
助けに行け…」
「はぁ…」
「あのな、良はゆりちゃんに
恋をしているそうだよ。」
「へ?あのお転婆に??」
「まぁ、お転婆かどうかは
この際問題ではないが
相手は地上げ屋だ。
ゆりちゃん、さらわれた事を知ったら
良はまた無茶をするだろう。
だから武、お前にも一緒に
行って欲しいのだ。」
「分りました…
でも、良は結花様を…」
結花が
「誰がそんな事を言いましたか?
確かに良君は結花にとって
大切な存在です。
それは武君も同じですが
それ以上の感情はありませんよ。」
「はい。」
その頃、優子は自分が元率いていた
女暴走族の
「赤い蠍」を
召集してメンバーを前に腕を組んで
厳しい表情で
「良いか?
私の尊敬してやまない方が
愛しているこの町が…
この町の人々が…
地上げ屋によって苦しんでいる。
そして事もあろうに若い女性を
さらって人質にしたようだ。
お前達!!
必ず人質を救い出し地上げ屋から
この町を守れ。
お前達にとってこの町の人は
家族と一緒のはずだ。
町の人から受けた恩を…
決して忘れるな!!」
「は!!総帥!!」
「では…行け!!」
「は!!」
バイク集団は町へ散っていった。