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結花の御主人様
第18章 優子の秘密
良はゆりを連れて食堂へ戻ってきた。

ゆりかが後片付けを終えて

「お帰りなさい。」

優しい笑顔だ。

「ただ今…
ゆりかさん、有難う。」

ゆりがお礼を言うと

「気にしないで。
それより、ゆりちゃん、
良かったね、良君に助けて貰って。」

「え??」

ゆりが良を見ると真っ赤になっている。

「あのぉ、良君??」

「ゆりちゃん、俺…
ゆりちゃんが好きだ…」

「え??ちょ、ちょっとぉ!!」

焦りまくりのゆり。

「ゆりちゃん、俺…
今回はゆりちゃんを守れなかった。
でも、もっと強くなって…
ゆりちゃんを守ってみせる。」

「ちょっと…良君!!」

「カップル誕生だね?」

ゆりかに言われて真っ赤になった二人。

「良君!!なにも今ここで
そんな事言わなくても良いじゃない?」

「だって…好きなものは…やっぱり好き…」

「ば、馬鹿ぁ!!」

茹蛸状態のゆり。

「もぉ…良君の…馬鹿…」


その夜報告を聞いた龍。

「そうか、良かったな…
良、男になったな?」

満足そうな龍。

「はい、旦那様。
俺…勇気を出して言って良かった。」

「そうか…
これからはお前次第だ。
頑張れよ、良。」

「は!!」

それを聞いていた結花。

つまみとおやつをお盆に載せて

持ってきながら

「良君!!
ゆりちゃんとお付き合いするのは
良いのですが…
良いですか?
暫くは手を繋ぐだけにしなさい。
キスはまだ早いですよ。
デートは週に一回まで。
門限は…
クドクド…ガミガミ…」

それを聞いた龍。
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