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結花の御主人様
第2章 気持ち
これで…龍は自分を見限って…

それ以前に龍は激怒して自分を

警察に突き出すかもしれない。

結花はそう想って絶望した。

なんて自分は馬鹿なんだろう?

自分にこんな優しくしてくれる龍に

対して自分はなんて馬鹿な事をしたんだろう。

結花はそう自分を責めて悔やんで泣いた。

龍はそんな結花を黙って見ている。

「結花ちゃん?」

「は、はい!!」

「結花ちゃんは自分で
何をしたのか分っているよね?」

「もう…駄目だ。」

「はい…分っています。」

「お金が必要なんだね?」

「はい…」

「困っているなら何故相談しないの?」

「え?」

結花は龍を見た。

龍は怒っている訳でもなく穏やかな

表情をして結花を見ている。

「何故相談しないの?
こんな事をして…」

龍は結花を優しく抱きしめた。

「龍さん…」

龍は優しく結花にキスをした。

そして…

「お金…いくら必要なの?
全部でいくらあれば問題は
解決するの?」

優しい龍の目。

「あ、あのぉ…
明日までに20万、
総額は300万円です。」

結花は正直に答えた。
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