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結花の御主人様
第2章 気持ち
これで自分はどうなるかは分らない。

「そうか…
では結花ちゃん、
明日そのお金を都合しよう。
それで借金を返すんだ。
分りましたか?」

「え?えーーー??」

結花は飛び上がった。

普通なら財布からお金を抜き取った

自分に対して警察に突き出すか

またはそれをネタに脅して体を要求する

パターンだが…

「龍さん?」

「あ、結花ちゃん、
俺がばら撒いてしまったお金を
拾ってくれたんだね?
有難う…この中に入れておいてね?」

龍は笑いながら結花に自分の

財布を差し出した。

「え?は、はい…」

結花はお金を龍の財布に戻した。

「有難う。
結花ちゃんは良い子だねぇ。」

優しく頭を撫でる龍。

「あ、あのぉ…」

「何?」

「結花は龍さんのお財布から…」

「そうそう、結花ちゃんは
落としたお金を拾い集めてくれた。
それだけだよ。」

「は、はぁ…」

ゆっくりと龍は結花にキスをして

「馬鹿な事してはいけませんよ?
分りましたか?」

「は、はい。」

「宜しい…
では結花ちゃん、
今回のおいたに対して
この龍がきつい御仕置きをします。」

「は、はい…」

「結花ちゃんは
今日のおいたの罰として
龍からお金を出してもらって
借金を全部返す事。
それとその資金援助の
見返りに俺の家で住み込みの家政婦として
働く事。分った?」

「え?えーーー??!!」

結花は再び飛び上がった。
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