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結花の御主人様
第23章 ゆりの決意
「頼むよ…
それと…あの世で美味い定食屋を
しらないか?
何処もまずくて困ってる。」
「馬鹿ね…うちより
美味しい定食屋なんてあるわけないでしょう?」
「そうだな…
諦めるか。」
「諦めなさい。」
「ははは…
では俺はそろそろ行くね?」
「何処行くの?」
「終わりのない旅…
そしてゆりちゃんを思って
忘れるたびだ。」
「ゆりを…忘れちゃうの?」
「忘れなかったら…
ゆりをあの世に連れて行くことになって
それは俺は困る…悲しい…
だからゆりは今のところで元気で
生きていくんだよ。」
「ゆりは…良君の元へ行きたいの。」
「駄目…来ていけない。」
「どうして?」
「今はまだ早い。
きてしまったら皆が悲しむよ。」
「う、うん…」
「だから…俺を忘れて…
思い出と夢をしまって…ね?」
「うん…分った。
あのね…良君。」
「何?」
「あの世で浮気したらゆり…
悲しいの…だから…良君も
いつまでもゆりを忘れないで…」
「分った…ゆりちゃんもね?」
「うん!!」
「寂しくはないからね。
俺はいつでもゆりちゃんの
心の中で生きていくよ。」
「有難う…良君。」
「元気で…皆に可愛がって貰うんだよ。」
「はい!!」