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結花の御主人様
第24章 痴漢君
「まぁ、またこんな所で…
ちょっと、不良君?」
「おい、俺は不良君ではないぞ?」
「あはは…
やっぱりそれがしっくり来るわ。」
「あのな…なんだ?
おばさん?」
「だから…結花は
おばさんではないって??」
「まぁな…年もさば読んでそうだし…」
「ちょっとぉ…
誰が年をごまかしてるって?」
「おばさん…」
「ゴンゴン!!」
「い、痛い!!
あのなぁ、俺の頭はスイカか?」
「似たようなものだわ。」
「こ、このぉ…
ところで何の用だ?」
「あ、そうそう…
健君、あのね…
最近痴漢が出るって話知ってる?」
「あぁ、知ってるよ…
さっきも…俺の可愛い知り合いが
被害にあった。」
「ちょ、誰なのよ??」
「ん?美香ちゃん…」
「へ?美香ちゃんって?誰?」
「ん、本屋の娘…」
「へ?本屋さんの娘さんって…
えぇと確か…まだ小学生??」
「そうなんだ。
10歳…」
「ちょ、健君??
あんたそんな趣味あったの?」
「おいおい…
勘違いするなよ。
祭りで美香ちゃんの彼氏と
二人、俺の部下がかつあげされてるのを
助けたんだよ。
それ以来美香ちゃんと
その彼氏は俺にべったり。」
「ふぅん…
それ、本当?」