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結花の御主人様
第26章 結花の夢

「社長!!いけませんよ?
きちんと内外に結婚の報告をしなければ。」

優子が龍に詰め寄った。

「まぁまぁ、優子君…」

「まぁまぁではありませんよ?
社員の言うとおりですわ。」

優子はジロリと結花を睨んだ。

「こ、怖いよぉ…」

龍は改めて全員に…

「良いか?俺が披露宴をあげないくらいで
わが社の威厳が落ちる物ではない。
報告は俺が直々に行う。
これは決定事項だ!!」

強引に締めてしまった。

「ずるい!」


そして町内でも…

特に商店街は龍が披露宴を

挙げない事には大反対だった。

「龍さん!!何考えてんですか?
これでは我々が龍さんに
披露宴はするなと言っている
ような物じゃないですか?
大体ですね…こんな可愛いお嫁さんに
披露宴も挙げないで…
可愛そうだとは思わないのですか?」

辰三を先頭に商店街の面々は

かんかんだ。

「まぁ、そう…言うな…」

「全く…ねぇ結花様?」

結花は真っ直ぐに前を見て

「あのね…皆のお気持ちは
龍さんと結花、凄く嬉しいの。
でもね、披露宴を挙げないのは…
龍さんが結花に気を使ってくれるからなの。」

「は??」

「結花はね、皆知ってのとおり
風俗で働いていて身寄りもありません。
披露宴を挙げれば…
結花の知り合いは誰も来ません。
龍さんは結花に寂しい…
恥ずかしい思いをさせないように
披露宴を挙げないと言って下さるのです。」

それを聞いた辰三と太…

わなわなと手が震えている。

そして結花をしっかり抱きしめて

「結花様には…
俺達がいるじゃないですか?
それとも…俺達商店街の
面々では御不満ですか?」

泣きながら辰三は結花に言った。
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