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結花の御主人様
第27章 誘拐

健は北の隣町へ急いだ。

「相手はあいつか…
あいつは情けを知らない。
美香ちゃんが危ない!!
しかし、あいつは麻薬などやるだろうか?」

必死で考える健。

「いずれにしても急がないと
美香ちゃんが危ない!!」


その頃…

ある倉庫で美香は目を覚ました。

「あれ?ここは…何処?」

辺りを見回した美香。

「お目覚めかな?
お嬢ちゃん?」

「え?貴方は…どちら様?」

「へぇ、お行儀が良いねぇ?
俺は…この街の不良…」

「不良のお兄ちゃん?
じゃぁ、健のおにいちゃんの
お友達?」

「お嬢ちゃん、健を知ってるのか?」

「うん、知ってる…
優しいよ。」

「そうか…健の知り合いか…」

にやりと笑った不良。

そして美香の衣類を脱がしていった。

「何するの?
美香、恥ずかしいよ。」

「恥ずかしいかい?」

「恥ずかしいよぉ…
お洋服、返して…」

「駄目だね。さぁ、お嬢ちゃん、
パンツも脱ごうね?」

「い、嫌ぁ!!
これは…駄目!!
美香、お嫁にいけなくなる。」

「へぇ、誰のお嫁さんだい?」

「わかんない…」

「ま、パンツは後でね?」

不良は笑って美香の裸の写真を撮った。

「何撮ってるの?
恥ずかしいの!!」

怒る美香。

「ふふふ…
これで健がここに来る。」

「健のお兄ちゃんの事苛めたら駄目!!」

「黙らせろ!!」

不良の部下は美香に猿くつわをはめた。

「むごむご…」
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