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結花の御主人様
第28章 最終章 天才、風香と翔
メンバーは健の優しさに触れた。


「行きますか?」

結花が立ち上がった。

最後のステージ…

会場は暗くなってそして

スポットライトが一気に点されて

結花達はステージに立った。

「今日…最後のステージになりました。
皆さん、楽しんで…くれましたかぁぁぁ!!」

結花が大きな声で観客に語りかけた。

「わぁぁぁぁ!!」

「では、私達のバンド…
ミニライブを聞いてください…」

一曲目から風香が跳ねた。

レベッカのコピーから始まり

大黒魔季へ…

「夏が来る♪」

「ちょっと待ってよ!♪」

そしてメインボーカルは翔へ。

「性」から「燃えろ!!いい女!」

そして「俺達のロカビリーナイト」などの

ナンバーに続けた。

夏真っ盛りの公営プールは熱気でむんむん!

風香と翔は

「二人の愛ランド」

を熱唱して

「いくぞぉ!!」

二人は甲斐バンドの黄金のメドレーを

熱唱した。

「悪い噂~ダニーボーイに耳を塞いで~
氷の唇~ポップコーンを頬張って」

一世を風靡してライブ中に卒倒者が

出て当局から曲順を変える様に

要請が出ていた幻のナンバー。
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