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結花の御主人様
第28章 最終章 天才、風香と翔
若者の多くが熱狂して倒れる寸前だ。

最後に

「今日は公営プールの
夏ライブ…お越しいただいて
本当に有難う御座いました。
私たちは今日の為に…
楽しんで貰う為に…
死に物狂いで練習しました。
そして…楽しんで頂けたら幸いに思います。

本日…最後の3ナンバーです。
ボーカルは…
わが町の不良、健が勤めます。」

「兄ちゃん!!」

美香達は大喜びだ。

健はいつもの姿でステージの前に立った。

「おい…
祭りがあんな事になって…
それは俺達の責任だ…」

「そんな事ないぞぉ!!」

「だから…俺達は…
ライブで…少しでも…
罪滅ぼしをしようと思う。

そして…この3曲は…
こんな俺でも…
こんなぐれた不良の俺でも…
慕ってくれた3人の小さな小さな
そして偉大なファンに贈ろうと思います。

聞いて下さい…

「愛の世代の前に…」

「ぼーぉぉん…」

エレキの重低音が響いた。

「うおぉぉぉ!!」

最初から飛ばしに飛ばした健。

マイクにかじりつきそして汗を

飛び散らせて熱唱した。

曲が終わると健は肩で息をして

「ははは…俺も年だ…
では、次のナンバー…
逝ってしまった友の為に…

「二色の灯」

聞いて下さい。」

物悲しいナンバーに一気に

悲しみに包まれた会場。

「うぅぅぅ…」

嗚咽が流れた。

「良は…俺の最大のライバルであり
よき友だった良…
安らかに眠れ…

皆、黙祷…」

全員が立ち上がって黙祷をする。
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