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結花の御主人様
第4章 約束
「あぁぁ…
龍さん、駄目…」

その声に龍の手が止まった。

結花はじっと龍を見つめている。

「結花ちゃん…」

「龍さん、龍さんは
結花を抱く為に家政婦として
雇ったの?」

じいっと龍を見つめる結花。

「結花の体が目的だったの?」

「… … 」

「龍さん、どうなの?
返答によっては結花、
心の準備をします。」

「決して体が目的ではないよ。」

「そう…
それならどうして今
結花を押さえ込んでいるの?」

「これは…
スキンシップだ。」

「服を脱がせてスキンシップなの?
ねぇ、龍さん…
本心を言って…
言ってくれないと結花、不安になるの。」

暫く黙り込んだ龍。

「俺の本心は…
結花ちゃんといつも一緒にいたい。
それが本心だ。」

「そう…なら…
今は結花を抱かなくても我慢出来るよね?」

「結花ちゃん…」

「どうなの?
これからの生活の事もあるし
はっきり言って!!」

「ごめん…
つい感情を抑えきれなくなった。」

龍は結花に頭を下げた。

龍は結花を解放した。

結花は無言で起き上がり龍の横に座った。
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