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結花の御主人様
第8章 結花とゲーム
しかし、普段から厳格にしていると

息が詰まってしまう。

そこで龍は結花に

「結花ちゃん、本当に俺の
取引先の客が来て慌てなくても良いように
俺が結花ちゃんを抱く日は
礼儀作法をきちんとするようにね。」

「分りました…
って、何で結花が抱かれる日なの?」

「それは…俺の気分を高めたいから…」

「結局自己満足なんでしょ?」

「そうとも…言うが…
まぁ、あまり気にするな…」

「ずるい!!」

「ははは…
でもな、定期的に稽古していないと
本番で困るぞ?」

「はい、それはその通りです。
結花、お稽古に励みます。」

「よろしい…
ところで、結花ちゃん。」

「はい。」

「今日は…少し嗜好を変えて…」

「縛るのは嫌です!!」

「誰が縛ると言った?」

「だって…龍さん
何かあれば結花を縛りたがる。」

じっと上目使いで見つめる結花。

「ははは…
今日は縛らないよ。」

「じゃぁ、何するの?」

「ゲーム…」

「ゲーム??
ねぇ、龍さん…
何企んでるのぉ?」

「俺は…何も企んではいないぞ?」

「怪しい…」

「ははは…
結花ちゃん、考えすぎだ。
それでね、ゲームというのはな?」

「なぁに?」

「あのな…
結花ちゃんが下着姿になって
俺が結花ちゃんの股間を攻める…
30分我慢して立っていられたら
結花ちゃんの勝ち…
勝ったらご褒美を上げよう。」

「ふぅん…
で、何をくれるの?」

「望む物をあげるよ。」

「そう…」

「何が欲しい?」

結花は少し考えて

「龍さん、結花が勝ったら…
礼儀作法のお稽古したい!!」

「はぁ?稽古??」

「うん!!今以上にきちんとした
礼儀を身につけたいの…
お客様が来て結花の未熟さで
龍さんが困らないようにしたいの!!」

「そう…有難うね。
俺は嬉しいが…でもね、
結花ちゃん、そんなんで良いの?」

「良いの!!
だからその時間を作る許可が
結花は欲しいのです。」

「その許可なら別にゲームに
勝たなくてもあげるのに…」

「違うの!!
きちんと勝って欲しいの!!」

「わ、分った。」

「で、龍さん…
龍さんが勝ったら結花をどうする訳?」

じっと龍を睨む結花。
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