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第11章 浮気と罰ゲーム

それを後からつねる結花。

「分った…分ったから…」

目配せで合図をして龍は

「なぁ、ゆりかちゃん…
この龍が間に入るから…
今回の事…武を許してやってくれないか？」

「でも…」

「俺だって武に結花を
取られそうになったんだぞ？
その店ではゆりかちゃんと
同じ立場だ…
どうかな？」

「う、うぅん…
龍様がそう言うなら…
武君！！今回は龍様に免じて
許してあげるけど…
今度浮気したら絶対に許さないからね！
分りましたか？？」

キッと武と結花を睨んだゆりか。

二人は一斉に頭を下げてゆりかに謝罪した。

「なんで…私まで…」

ぶつぶつ言いながら

「ゆりかちゃん…
ごめんなさいね。」

と謝る結花。

「もう許してあげる…」

そして武に

「暫くはゆりかのいいなりだからね？」

「わ、分った！！」

「ははは…
良かったね…」

龍も満足そうだ。

武は再度龍に

「申し訳ありませんでした…」

と頭を下げた。

「まぁな、男女の感情は
複雑だからな。
だが…ゆりかちゃんを泣かすような
事だけはやめろよ？」

「はい。」

「では、主人…
かえるね。」

「は！！龍様…
有難う御座いました！！」

「この話はこれで終わりだ。
二度とするな。」

「は！！かしこまりました。」