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《愛撫の先に…》
第8章 《レッスン―――…》
会社内の駐車場へ逃げる菜々美を車から降りて難なく捕まえる結城、
ビジネススーツにタイトスカートにヒールでは菜々美に勝ち目はない。
もっともジム通いの結城は常に鍛えているのだ。

菜々美を乗せた車は飲食店へ向かいマンションの駐車場で停まった。
『ご飯もあまり食べないで黙ったままの仔猫ちゃん、可愛くありませんね』
『………』

『昼間何があったのか答える気にはなりませんか?
君が沈黙を通してもハニーデイズであった事はわかっている』

【結城様と呼ばれる女に店員が当たり前のようにお菓子を包んでいたわ。
奥様もよく予言を許しているんですね!!?
あなたを信じて菜々美を任せたのは間違いだったわ!!
高橋陽子】

結城は声に出してそのメールを読み菜々美を見据えた。
『黙る必要がなくなった、言いたい事はありますね?』

結城さんあたしが黙ったままだから怒ってる、
だけどあたしも傷ついている!

菜々美はスカートの上で両方の拳を更に力を加え結城を見ないように窓を見ながら言う。

『嘘つき…嘘つき!
さよなら!』
乱暴にドアの取っ手に手をかける。

『明後日はレッスンだから忘れないようにスイートタイムに来るんだ!
その時には予言はすべて終わらせているだろうから!結城啓輔は嘘は言わない、俺は結婚等してはいない!忘れるな…―――菜々美、明後日俺はベッドで君を待つ。
レッスンだ…』

菜々美は結城がこんな事を言うとは思いもよらずゆっくりと車を降りて歩き出す。
振り返るとじっと見据える視線があった…――。
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