この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
《愛撫の先に…》
第8章 《レッスン―――…》
いつもの週末なら菜々美は友達や陽子と映画やショッピング・カラオケ、
またはお互いの部屋でダラダラと楽しむところだが何をしていても楽しめそうにないので早めの帰宅となった。

まさにふて寝である。
『………つまんない』

今日何度目かの陽子からの電話に手をのばす。
『遥斗も心配してるわ、
やっぱりこっちに来たら?』
『澤井くんに話したの?』
『怒りにまかせての独り言を聞かれちゃって…』
『怒りにまかせて独り言?澤井くんならバレてもいい…あたしが失恋した事…』
『あの人はなんて?』
あの人とは話の成り行きから結城啓輔の事である。

『結婚等してはいない、嘘は言わないって』
菜々美はベッドから起きあがり座った。

『嘘は言わない…か、
電話来たの?』
『予言してから会社の前で待っていたらしいの、
その時にしか話していないわ』

話してはいない、
正確には結城が喋り菜々美は答える事はなかったのだ。
素直な菜々美だからこそ彼女・奥様のフレーズは目の当たりにされると、
頑なに拒否してしまうのだろう。

『あたしがあんなメールを送ったから待ち伏せしたのね、
菜々美からするとあの女の事が結城啓輔にバレて話す手間が省けたわね』

『バラしたのは陽子じゃない』
『菜々美は内に秘めて言わなそうだから』

当たってる…

『レッスンどうするの?』
『行かない…』
『あの人はなんて?』
『明後日だって昨日…』
『続けるんだ…ふぅん』
『あたしはもう行かないもん、彼女とか奥様とか辛すぎるから』

そう…
結城さんが予言以外に普通に彼女とか奥様とかを抱くなんて耐えられないから…
耐えられないから…!
/223ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ