この作品は18歳未満閲覧禁止です
奪ってあげます。
第2章 ファーストキス
柑橘系の香りに包まれる
「大丈夫ですか?」
「はい」
日向さんから離れ顔を見合せていると2階からお義父さんが顔を出す
「澄ちゃん!!」
「お、お義父さん……」
震える私の躯を温かいぬくもりが包む
「ひゅ、日向さん」
「行きましょう」
「あ……」
脚に力が入らなくてその場で動けなくなる
「澄さん失礼します」
「え…?」
日向さんが私を横抱きする
「しっかり掴まっていてください」
私はそれに答えるかのように日向さんの首に腕を回した