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淫乱人妻ヒトミの不倫日記
第2章 危険な邂逅
一泊二日の温泉旅行。
某有名観光名所の老舗旅館、しかし温泉街自体が以前に比べて客足が遠のいているらしく、夏休みの時期にも関わらず予約がとれたらしい。

旅行の相手は、トミゾウと名乗った。
年齢はヒトミよりもふたまわり近く上であろう。
良く言えば、貫禄のある恰幅のいい体つき、髪は薄く顔はテカテカとツヤめいており、細い目がいつも笑顔の印象を強めている。
悪く言えば、デブでハゲでいつもニヤけた助平そうなオッサンである。
「まぁ、人は見かけではないから。」
元来、気のいいヒトミは心の中で自分に言い聞かせつつも、正直 普通に生活していれば、二人きりで旅行に行くことなどありえない相手であった。
それも、不倫旅行になど。

「すんませんなぁ、こないなオッサンが来て正直ガッカリしたでしょう?」
行きの新幹線の中で汗を拭き拭き、トミゾウが心底申し訳なさそうにヒトミに謝る。
「そんな・・・ただ、メールでのイメージと違ったのでちょっと驚きましたけど」
気を使った表現でやんわりとヒトミが答える。
「いやいや、気ぃつこてくれへんでええですよ」
相変わらず、額の汗を拭いながらトミゾウがヒトミの身体を上から下までジロジロと睨め回す。
「ただちゃあんと、たっぷりお礼はさせてもらいますさかい。安心しといて下さい」
どう考えても安心できなさそうな雰囲気で、トミゾウはグフフともデヘヘともつかぬ笑い声をあげる。
そういえば、サイトでのメールのやりとりで、「ちょっと変わった性癖を持っていて・・・ノーマルなセックスに少し飽きたかな、という女性を探してます」とトミゾウは言ってたっけ。
「少し変わったセックスって・・・どんな感じのですか?」素朴なヒトミの質問に、「いやいや、痛いとか汚ないとかはありません。目隠しとか、軽く手首を縛るとか、ソフトSMをイメージしてもらえればいいと思います」ともトミゾウは言っていた。
サイトでのトミゾウとのやり取りは標準語だったはずだ、印象が違うのはそれも大きいかもしれない。
「変わった趣向に無理言って付き合ってもらうわけですから、それなりの報酬はお支払いいたします」
最後の一文が、ヒトミがこの不倫旅行に参加する決め手となった。
はっきりいくらと提示された訳ではなかったが、万単位では貰えるのかなくらいに、この時のヒトミは想像していた。
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