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表裏
第4章 莉那
「莉那姉ちゃんおかえり~」
就職が決まりまた実家に帰ってきた。
出迎えてくれたのは弥生。
前と変わらず明るく接してくれる。
一方母親は変化があった。
高校までのことは過去の出来事として風化させたのか、昔のように接してくれた。
「莉那の好きなサーモンのキッシュ作るからね~」
まるで小さい頃に戻ったようだった。
しかしそう簡単にはいかない。
久しぶりに父親を見ると抱かれたくてしょうがなくなる。
彼氏である程度解消出来ていたはずの疼きがどんどん高まる。
「お姉ちゃんはここ住むんだよね?」
何かを察したのか弥生が先手を打ってきた。
「え~っと・・どうしよっかな~」
「住むでしょ?ねぇねぇ」
抱きついて甘えてくる弥生に『いいえ』と言うのは心苦しく、結局実家に住むことにした。
そのかわり遠距離になった彼氏と別れ、3人のセフレを作った。
父親を見て発情することもセフレとの行為で少なくなった。
しかし、あれだけ甘えてきた妹が少しづつ距離を置くようになっていた。
「弥生?私なんかした?」
「さぁ・・」
何度聞いても答えをはぐらかされる。
(やっぱり家を出た方がいいか・・)
そう思い始めた頃だった。
「莉那姉ちゃん。入るね」
深夜に部屋を訪れた弥生。
その手にはどこかの民族衣装を着ている少し不気味な人形があった。
就職が決まりまた実家に帰ってきた。
出迎えてくれたのは弥生。
前と変わらず明るく接してくれる。
一方母親は変化があった。
高校までのことは過去の出来事として風化させたのか、昔のように接してくれた。
「莉那の好きなサーモンのキッシュ作るからね~」
まるで小さい頃に戻ったようだった。
しかしそう簡単にはいかない。
久しぶりに父親を見ると抱かれたくてしょうがなくなる。
彼氏である程度解消出来ていたはずの疼きがどんどん高まる。
「お姉ちゃんはここ住むんだよね?」
何かを察したのか弥生が先手を打ってきた。
「え~っと・・どうしよっかな~」
「住むでしょ?ねぇねぇ」
抱きついて甘えてくる弥生に『いいえ』と言うのは心苦しく、結局実家に住むことにした。
そのかわり遠距離になった彼氏と別れ、3人のセフレを作った。
父親を見て発情することもセフレとの行為で少なくなった。
しかし、あれだけ甘えてきた妹が少しづつ距離を置くようになっていた。
「弥生?私なんかした?」
「さぁ・・」
何度聞いても答えをはぐらかされる。
(やっぱり家を出た方がいいか・・)
そう思い始めた頃だった。
「莉那姉ちゃん。入るね」
深夜に部屋を訪れた弥生。
その手にはどこかの民族衣装を着ている少し不気味な人形があった。