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同級生はヴァイオリニスト
第1章 再会

2曲目はヴィウァルディのヴァイオリン協奏曲「四季 秋」第1楽章。
次はバイオリン複数台。
彰也の音はやっぱり昔とは全然違っていた。

それから何曲かしてとうとうアンコール。
アンコールの曲は『ラ・カンパネッラ (アレンジ』。
この曲で、私と彰也の名がが世に知れ渡った。
この曲は高校1年の学園祭で2人で弾くために彰也が編曲したものだった。
発表の様子を校長先生が学校のHPに載せたのがきっかけで私と彰也は『美形カップル ピアニスト&バイオリニスト』などと言われ、新聞やTV、雑誌などでで取り上げられた。
私と彰也は音楽事務所にスカウトされて、週末や長期休暇になる度に色々なところでコンサートをした。
私と彰也が付き合っていることは事務所側もしっていたので、ホテルは必ず同室で週末の度に私は彰也に抱かれた…
過去のことを思い出すと顔が熱くなって、彰也の演奏に集中しようと思って彰也の方を見たら笑いながら私を見て弾いていた。顔が赤いのがばれるかと思うと恥ずかしくって演奏が終わるまでずっとうつむいていた。

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