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第1章 再会

【瀬野彰也様】
ここか…
ﾉｯｸしようかこのままﾀｸｼｰで逃げ帰ろうか考えていると…
「由美……?」
その声は…
「彰也………」
「おかえり!」
そう言って抱きつかれた。
いきなりでビックリして彰也を押し返してしまった。
「ごめん…久しぶりすぎてつい…」
「………」
「木村から聞いたんだけどさ、俺たちってもう別れてるの??…」
出たよﾃﾞﾋﾞﾙ真紀。
ﾃﾞﾋﾞﾙの正式名称は木村真紀(現：佐藤真紀)
「別れてないの…?」
「じゃあ何で別れてんの?」
「…………」
「…とりあえず楽屋入って…」
「うん…」



「で、話戻るけど何で俺達は別れたことになってるの?」
「………」
確かに何でかって言われたらよくわからない…
「自然消滅って何?俺そんなん聞いてない」
「………」
「答えられへんの?」
「………」
どんどん関西弁になってる…
怒るときの彰也の癖…
「身体に聞いてほしい訳…?」
……?!
「いや……!!」
そう言ったときには遅かった。

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