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自殺願望~ねこと私~
第2章 キララ

私の母親も、同じような仕事をしていた。
でも、私は母親とは違う。
萎びたスナックの雇われママと人気のキャバ嬢じゃ、まず稼ぎが違う。
母親は男に利用されてた。
私は男を利用している。
その違い。
絶対、男に情(じょう)なんてもたないし情(なさ)けもかけない。
絞りとれるものは絞りとる。
なんなら、破滅させたい。
口の臭いオヤジの横に座り、作り笑いを浮かべる。
6時間の辛抱だ。
膝に手を置かれハニカムふりをする。
本当はどうでもいい。
触られようがどうせ何にも感じない。
自分の子供ほどに年下の女に鼻の下を伸ばして本当に気色悪い。
コイツは、自分を鏡で見たことはあるのか?
皺くちゃで、脂っぽく、ハゲ散らかして同じ人間とは思えない。
そんな事を考えていると、無性に笑えてきてにこやかに相手ができる。
指名が入りテーブルを移動した。
23歳大学在学中に企業してトントン拍子に成り上がった青年実業家(自称)
本当は就職浪人のフリーター。
コイツは私のお気に入り。
なんとか私とヤりたくて、こうして通ってくる。
「社長ー!キララ、シュワシュワしたの飲みたい」
1本5万のシャンパンを入れさせる。
10万や50万のシャンパンもあるけど、コイツには5万。
ギリギリ出せる金額を提示する。
お前の時給はいくら?
まじで知りたい。
1000円だったら50時間労働かと思うとお腹の底から笑えてくる。
でも、私は母親とは違う。
萎びたスナックの雇われママと人気のキャバ嬢じゃ、まず稼ぎが違う。
母親は男に利用されてた。
私は男を利用している。
その違い。
絶対、男に情(じょう)なんてもたないし情(なさ)けもかけない。
絞りとれるものは絞りとる。
なんなら、破滅させたい。
口の臭いオヤジの横に座り、作り笑いを浮かべる。
6時間の辛抱だ。
膝に手を置かれハニカムふりをする。
本当はどうでもいい。
触られようがどうせ何にも感じない。
自分の子供ほどに年下の女に鼻の下を伸ばして本当に気色悪い。
コイツは、自分を鏡で見たことはあるのか?
皺くちゃで、脂っぽく、ハゲ散らかして同じ人間とは思えない。
そんな事を考えていると、無性に笑えてきてにこやかに相手ができる。
指名が入りテーブルを移動した。
23歳大学在学中に企業してトントン拍子に成り上がった青年実業家(自称)
本当は就職浪人のフリーター。
コイツは私のお気に入り。
なんとか私とヤりたくて、こうして通ってくる。
「社長ー!キララ、シュワシュワしたの飲みたい」
1本5万のシャンパンを入れさせる。
10万や50万のシャンパンもあるけど、コイツには5万。
ギリギリ出せる金額を提示する。
お前の時給はいくら?
まじで知りたい。
1000円だったら50時間労働かと思うとお腹の底から笑えてくる。

