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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第30章 ギフト
そのメールにクスクス笑うしかなかった宮田は意地悪そうに結翔に聞いた。

「結翔さんはプレゼント何あげたんですか?」
「秘密。」
「てか結翔君全然秘密になってないよ?」
「何々?」

そう言うと笑いながら宮田と目配せしながらニッと笑う江本は自分の右手の薬指をトントンっと差した。

「わぁぁ!見せて見せて?」
「ちょ…//やめろよ」
「いいじゃん!」

そうして結翔のリングと雅のリングに集まった。中に赤い糸が仕込まれたリングになぜか黄色い歓声と声が挙がった。

「ヒューヒュー」
「いや、それかなり古いでしょ」
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