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第30章 ギフト

そうして時間の許すギリギリまで６人で過ごした。

22時がチェックアウトのラインの中、21時45分に６人揃ってフロントに向かった。しかし先に３人が出て行く。目眩ましの為だった。

そうしてキーを返し、１階に降りると待っていた皆に挨拶をする。

「今日は本当にありがとうございます」
「いいよ！」
「そうだね、結翔君の相手なら俺らの仲間みたいなものだし。」
「な…かま？」
「え、違うの？」
「だって…なんか変な感じで…」
「今更何言ってんだよ。」

そうしてまたしても嬉しさから目には涙が溜まった雅。