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第35章 ブラック結翔、降臨！？

「俺宛って言っても俺こいつ嫌いだしさ、しつけぇし…」
「嫌いで捨てるって…でも開けてあげたら」
「いらねぇ」
「でも女優さん…でしょ？」
「関係ねぇ」

明らかに少し苛立ちを見せ始めている結翔に対して雅は小さくため息をついた。

「共演したこともあるはずなのに…」
「だからよけいに性格知ってんの。あんなバカな女俺の生活には不必要」
「結翔、言い過ぎ」
「別に？天然な多少のドジなら許せるけど計算高い愚かなバカは嫌いだね。胸くそわりぃ」
「結翔…」

その目は今までにあまり見たことの無いような目だった。