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茜色の空に
第7章 春の嵐
「倫子おはよぉ~」
大学に入ると、笑顔で彼女が手を振ってくれた。
彼女は一ノ瀬美香。
初日に偶然に隣の席になり、それ以来一緒に行動してくれている。
いつも栗色の髪の毛をたばね、サイドをくるくると巻いているおしゃれで可愛らしい女の子。
末っ子気質らしく、なんか同い年なのに妹みたいな気分になるのが不思議。
「おはようございます。今日も一緒の講義でよかったですね。」
美香の隣に座ると、いい香りがした。
ほんのり香る香水は嫌いではないし、自分には似合わないけど少し憧れてしまう。
「講義おわったら遊びにいこぉ?倫子はもうちょい冒険したおしゃれをすべきだよ!」
私の髪の毛のサイド手にもってくるくると回して遊びながら、美香が言う。
バイトをしてても、どうしてもあんまりオシャレに興味がない私を美香は買い物によく連れ出す。
おかげで、服のバリエーションが増えてだんだんと無難な服装から最近は脱してきた。
でもたまに過激な服を勧めてくるのはできれば遠慮したい……
「そうですね!でもあんまり使いすぎると生活費がなくなってしまうのでほどほどにしましょうね。」
なんとなく、お姉さんポジションが板についてきた気がしてならない。
大学に入ると、笑顔で彼女が手を振ってくれた。
彼女は一ノ瀬美香。
初日に偶然に隣の席になり、それ以来一緒に行動してくれている。
いつも栗色の髪の毛をたばね、サイドをくるくると巻いているおしゃれで可愛らしい女の子。
末っ子気質らしく、なんか同い年なのに妹みたいな気分になるのが不思議。
「おはようございます。今日も一緒の講義でよかったですね。」
美香の隣に座ると、いい香りがした。
ほんのり香る香水は嫌いではないし、自分には似合わないけど少し憧れてしまう。
「講義おわったら遊びにいこぉ?倫子はもうちょい冒険したおしゃれをすべきだよ!」
私の髪の毛のサイド手にもってくるくると回して遊びながら、美香が言う。
バイトをしてても、どうしてもあんまりオシャレに興味がない私を美香は買い物によく連れ出す。
おかげで、服のバリエーションが増えてだんだんと無難な服装から最近は脱してきた。
でもたまに過激な服を勧めてくるのはできれば遠慮したい……
「そうですね!でもあんまり使いすぎると生活費がなくなってしまうのでほどほどにしましょうね。」
なんとなく、お姉さんポジションが板についてきた気がしてならない。