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茜色の空に
第2章 青い春
完全に油断していた。
同級生とはいえ、人気のない公園でただでさえ狂暴な思春期まっさかりの男子高校生とふたりきり。
まさに、貞操の危機!
「み…水瀬くん?一体どうしたのでしょうか…?」
そう言った瞬間、彼の視線にとらえられつかまれた腕を引き寄せられる。
そして彼の胸のなかに捉えられ、抱き締められてしまった。
見るよりずっと筋肉質で固い胸板。
少し感じる、汗のにおいが混じった男の子の匂い。
逞しく、私の体を抱き締めて離さない腕。
はじめて、異性に私は抱き締められ頭のなかがパニックになった。
「ちょ、ちょっと水瀬く……どうしたのですか!?」
私が騒ぐと、彼はわたしを更に強く抱き締める。
「わりぃ、ちょっとだけこのままでいさせてくれよ……」
彼が喋ると首筋に暑い息がかかる。
すると私の体に、くすぐったさなのか快感なのか解らないぞくぞくとした感覚が走り声がでてしまう。
「んっ……」
彼はその私の状態を見逃してはくれなかった。
「やばい、おまえの声……すげー、そそる……」
彼のそういい終えた唇が、私の首筋に当てられた。
そしてチュッという音と共に、私の身体中にゾクゾクした快感が走り抜けた。
「あっ……水瀬くん…なにっ…んんっ……」
自分が出したことのない、どこから出てるか解らない女の声が唇からこぼれた。
同級生とはいえ、人気のない公園でただでさえ狂暴な思春期まっさかりの男子高校生とふたりきり。
まさに、貞操の危機!
「み…水瀬くん?一体どうしたのでしょうか…?」
そう言った瞬間、彼の視線にとらえられつかまれた腕を引き寄せられる。
そして彼の胸のなかに捉えられ、抱き締められてしまった。
見るよりずっと筋肉質で固い胸板。
少し感じる、汗のにおいが混じった男の子の匂い。
逞しく、私の体を抱き締めて離さない腕。
はじめて、異性に私は抱き締められ頭のなかがパニックになった。
「ちょ、ちょっと水瀬く……どうしたのですか!?」
私が騒ぐと、彼はわたしを更に強く抱き締める。
「わりぃ、ちょっとだけこのままでいさせてくれよ……」
彼が喋ると首筋に暑い息がかかる。
すると私の体に、くすぐったさなのか快感なのか解らないぞくぞくとした感覚が走り声がでてしまう。
「んっ……」
彼はその私の状態を見逃してはくれなかった。
「やばい、おまえの声……すげー、そそる……」
彼のそういい終えた唇が、私の首筋に当てられた。
そしてチュッという音と共に、私の身体中にゾクゾクした快感が走り抜けた。
「あっ……水瀬くん…なにっ…んんっ……」
自分が出したことのない、どこから出てるか解らない女の声が唇からこぼれた。