この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
茜色の空に
第7章 春の嵐
「いまは一年のうちに単位をとるのに必死になっているので、サークルにもはいってませんし必死なんです……」
苦笑しながらそう言うと、突然美香がたちあがった。
「彼氏とも別れたことだし、こうなったら合コンいこ!倫子も出会いを求めるべき!美香ちゃんがんばっちゃう!」
いきなり肩をつかまれ、揺さぶられながら言われる。
彼女の欠点があるとするならば、こうして目的に突っ走るとひとの話をまったく聞かないところ!
まさに猪!
「いや、その……えっと……」
わたしが戸惑いをみせても彼女の野望はとまらないことが解っていた。
通常モードは乙女なのに、戦闘モードは猪!
そのギャップも彼女の魅力のひとつなのだ。
こうして、半ば強引にわたしは彼女の主宰合コンに参加させられることになった。
あたまの片隅に、もしかしたら万が一にあのひとがくる可能性もゼロではない……
とは考えていたのは秘密。
こうして、合コンに初めて参加するということがわたしの人生の1ページに刻まれることになった。
そして。
まさかのこの合コンで、衝撃の出会いがあるなんてこのときのわたしは想像さえしていなかったのである。
苦笑しながらそう言うと、突然美香がたちあがった。
「彼氏とも別れたことだし、こうなったら合コンいこ!倫子も出会いを求めるべき!美香ちゃんがんばっちゃう!」
いきなり肩をつかまれ、揺さぶられながら言われる。
彼女の欠点があるとするならば、こうして目的に突っ走るとひとの話をまったく聞かないところ!
まさに猪!
「いや、その……えっと……」
わたしが戸惑いをみせても彼女の野望はとまらないことが解っていた。
通常モードは乙女なのに、戦闘モードは猪!
そのギャップも彼女の魅力のひとつなのだ。
こうして、半ば強引にわたしは彼女の主宰合コンに参加させられることになった。
あたまの片隅に、もしかしたら万が一にあのひとがくる可能性もゼロではない……
とは考えていたのは秘密。
こうして、合コンに初めて参加するということがわたしの人生の1ページに刻まれることになった。
そして。
まさかのこの合コンで、衝撃の出会いがあるなんてこのときのわたしは想像さえしていなかったのである。