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茜色の空に
第7章 春の嵐
「あははっ!倫子ちゃんそれ俺の事誉めながら混乱してるでしょ?
やっぱちょっと天然入ってるよね。
やっぱりしゃべってて、飽きないや。
表情もころころ変わって、本当に可愛い!」
藤原さんは微笑みながら言う。
彼がなぜこんなに笑っているかイマイチ解らなかったけれど、彼の笑顔を眺めていると私は暖かい気持ちになる。
海渡がいなくなった日から、こんな感情は初めてだった。
そして、藤原さんが真剣な表情になり、私の瞳を見つめて言った。
「心の中に忘れられない人がいてもいい。
だから。
少しだけでいいから、俺が君の隣にいる権利をくれない?
つまりは、俺と付き合って欲しい。」
そう言われて私は動揺する。
「だって、まだ出会ってから二人で会うのは初めてですよ・・・」
私がそう言うと、藤原さんはこう言った。
「人を好きになるなんて、時間なんて関係ないよ。
一瞬でこの人が好きだって思うものだもの。」
やっぱり藤原さんはずるい。
私の逃げ道を、片っ端から塞いでいく。
「少し・・・考えさせてはくれませんか?急すぎて戸惑います・・・」
私はそう言いうつむく。
自分の気持ちが、まだ整理されてない。
そんな状態で、私は答えを出す事はどうしてもできなかった・・・
やっぱちょっと天然入ってるよね。
やっぱりしゃべってて、飽きないや。
表情もころころ変わって、本当に可愛い!」
藤原さんは微笑みながら言う。
彼がなぜこんなに笑っているかイマイチ解らなかったけれど、彼の笑顔を眺めていると私は暖かい気持ちになる。
海渡がいなくなった日から、こんな感情は初めてだった。
そして、藤原さんが真剣な表情になり、私の瞳を見つめて言った。
「心の中に忘れられない人がいてもいい。
だから。
少しだけでいいから、俺が君の隣にいる権利をくれない?
つまりは、俺と付き合って欲しい。」
そう言われて私は動揺する。
「だって、まだ出会ってから二人で会うのは初めてですよ・・・」
私がそう言うと、藤原さんはこう言った。
「人を好きになるなんて、時間なんて関係ないよ。
一瞬でこの人が好きだって思うものだもの。」
やっぱり藤原さんはずるい。
私の逃げ道を、片っ端から塞いでいく。
「少し・・・考えさせてはくれませんか?急すぎて戸惑います・・・」
私はそう言いうつむく。
自分の気持ちが、まだ整理されてない。
そんな状態で、私は答えを出す事はどうしてもできなかった・・・