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茜色の空に
第8章 雪の華
店の買い出しを誠さんに頼まれ、近くのスーパーに買い出しに行っている時だった。
この町は大して歓楽街もなければ、飲み屋も少ない。
いわゆる東京のベッドタウン的な町で、いわゆるファミリー層が中心の町だった。
スーパーで買い物をしていると、ふと目を上げると一人の女性が震えながら鞄に一本のリップクリームを入れようとしている所が目に入った。
俺は思わず声をかけてしまう。
「おい、やめとけよ。」
彼女は恐怖に満ちた表情で俺を見て、目を見開いていた。
制服は着ていないけど、年は俺より下の高校生って所だ。
髪の毛は少し茶色く色素を抜いていて、肩までで少し癖のある髪の毛。
少しあどけない顔で、決してそんな万引きなんてする様な子には到底見えなかった。
まぁ、金髪ので青い目の俺がそんな話し方したらただのヤンキーに弱味握られたとしかおもわねぇよな・・・
「そんなことしても、ストレス解消にもなんにもなんねぇし、おまえの人生の汚点になるぜ?」
そう言うと、みるみる彼女の瞳に涙がたまっていく。
なんか、俺が泣かしたみたいになってて微妙に俺立場やばくねぇか?
俺は焦った。
「お、落ち着けよ・・・泣くことねぇだろうが・・・」
そういうと、彼女は俺の服の裾をつかんで下を向いてつぶやいた。
「助けて・・・ください・・・」
この町は大して歓楽街もなければ、飲み屋も少ない。
いわゆる東京のベッドタウン的な町で、いわゆるファミリー層が中心の町だった。
スーパーで買い物をしていると、ふと目を上げると一人の女性が震えながら鞄に一本のリップクリームを入れようとしている所が目に入った。
俺は思わず声をかけてしまう。
「おい、やめとけよ。」
彼女は恐怖に満ちた表情で俺を見て、目を見開いていた。
制服は着ていないけど、年は俺より下の高校生って所だ。
髪の毛は少し茶色く色素を抜いていて、肩までで少し癖のある髪の毛。
少しあどけない顔で、決してそんな万引きなんてする様な子には到底見えなかった。
まぁ、金髪ので青い目の俺がそんな話し方したらただのヤンキーに弱味握られたとしかおもわねぇよな・・・
「そんなことしても、ストレス解消にもなんにもなんねぇし、おまえの人生の汚点になるぜ?」
そう言うと、みるみる彼女の瞳に涙がたまっていく。
なんか、俺が泣かしたみたいになってて微妙に俺立場やばくねぇか?
俺は焦った。
「お、落ち着けよ・・・泣くことねぇだろうが・・・」
そういうと、彼女は俺の服の裾をつかんで下を向いてつぶやいた。
「助けて・・・ください・・・」