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茜色の空に
第8章 雪の華
それから玲奈は、ちょこちょこ店に遊びに来るようになってしまった。
雅美さんからは彼女?とかなりからかわれてしまったが、俺はそんなんじゃねぇよと否定しつつ玲奈と他愛ない話をするのが毎日楽しくなっている自分に気づく。
「お前、学校卒業したらどうするつもりなんだ?」
俺が聞くと、玲奈は少し悩む仕草をしてこう言った。
「うーん、一応学校出てから短大にいって保育士目指すのが夢なんだ。」
「そっか保育士かぁ・・・玲奈なら子供に好かれるだろうし向いてるんじゃね?
がんばれよ!」
俺が笑顔でそう言うと、玲奈の表情が少し曇る。
「学校いきはじめたら・・・海渡さんとあんまり会えなくなるのかな・・・」
彼女はそう言って、下を向いた。
俺は、バカな事にこのときも玲奈は兄の事をしたう妹みたいな感情で俺を見ていると思っていた。
「暇な時にくればいいんじゃね?
俺に会いにくるのにそんな気を使う必要ねぇとおもうぜ?」
俺が何気なくそう言うと、玲奈が悲しそうな表情になり言う。
「海渡さんにとって・・・私って妹みたいな存在ですか?」
思わずはっとして彼女を見ると、玲奈はその大きな瞳から涙を溢れさせていた。
「玲奈・・・おまえ・・・」
俺はやっとの事で言葉を絞り出す。
雅美さんからは彼女?とかなりからかわれてしまったが、俺はそんなんじゃねぇよと否定しつつ玲奈と他愛ない話をするのが毎日楽しくなっている自分に気づく。
「お前、学校卒業したらどうするつもりなんだ?」
俺が聞くと、玲奈は少し悩む仕草をしてこう言った。
「うーん、一応学校出てから短大にいって保育士目指すのが夢なんだ。」
「そっか保育士かぁ・・・玲奈なら子供に好かれるだろうし向いてるんじゃね?
がんばれよ!」
俺が笑顔でそう言うと、玲奈の表情が少し曇る。
「学校いきはじめたら・・・海渡さんとあんまり会えなくなるのかな・・・」
彼女はそう言って、下を向いた。
俺は、バカな事にこのときも玲奈は兄の事をしたう妹みたいな感情で俺を見ていると思っていた。
「暇な時にくればいいんじゃね?
俺に会いにくるのにそんな気を使う必要ねぇとおもうぜ?」
俺が何気なくそう言うと、玲奈が悲しそうな表情になり言う。
「海渡さんにとって・・・私って妹みたいな存在ですか?」
思わずはっとして彼女を見ると、玲奈はその大きな瞳から涙を溢れさせていた。
「玲奈・・・おまえ・・・」
俺はやっとの事で言葉を絞り出す。