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茜色の空に
第2章 青い春
翌日、目立つ場所に仕方ないので絆創膏を貼っていく。

案の定、圭子に突っ込まれた。

「リンコどうしたの首~なんか微妙な場所に絆創膏はっちゃって~」

そういわれて少し動揺する。

同様を隠しながら私は誤魔化す。

「うっかりアイロンで髪の毛を整えていたら、うっかりアイロンが首に触れて火傷してしまったのですよ~」

かなり怪しまれたけれど、とりあえずその言い訳で圭子を納得させた。

教室を見回すと、やはり彼はまだいなくて少しほっとした。

同時に心配もした。

頬の怪我は無事に治ったのだろうか……

結局、水瀬くんはきょう授業を休んでしまった。

微妙に責任を感じているところに、担任の先生に呼び止められる。

「おい、草壁!悪いが頼まれてくれないだろうか。」

先生方には頼みやすいのか、よく頼みごとをされる。

今回の頼みは意外なものだった。

「え?水瀬くんにこのプリントをわたしが届けるのでしょうか?彼の家ってうちの近所なのも知りませんでした…」

そう言うと先生は頭をかきながら言った。

「すまないな~、彼の家庭環境がいかんせん色々あるもんで、少し様子をみにいってほしいんだ。草壁とは言い合いはしてるが、水瀬が生徒とはなしてるのは草壁くらいしかみないもんでな~」

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