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茜色の空に
第9章 静寂の海
「あぁ・・・やぁっ・・・はぁっ・・・」

思わず口からこぼれるのは、恥ずかしい程響いてしまう甘い声。

まるで繊細な何かを壊れないように扱うように、樹さんの指は優しく私の感じるところを探るように刺激していく。

「あー・・・すっごく倫子のナカ熱いし締まる・・・入ったら気持ちよすぎてすぐいきそう・・・」

そう言って、樹さんは今度は激しく私のナカをかき回していく。

「やっ・・・あっ・・・そこダメっ・・・やぁ・・・」

そう喘ぎながら、私の腰が自然と動き内股の筋肉に力が入り、下腹に少しずつ力が入ってくる。

何か迫ってくる・・・この感覚は何回も一人でしていた時にしてた感覚と一緒だけど、一人でする時とは桁違いの感覚だった。

「だめっ・・・やぁっ・・・いっちゃ・・・もうっ・・・やぁっ・・・」

漏れる声がだんだん激しくなり、腰がびくびくと痙攣する。

樹さんが嬉しそうに囁く。

「はぁ・・・倫子、いって・・・俺にいってる顔見せて・・・」

荒い吐息まじりに樹さんが囁いた瞬間、私の目の前で火花が散った感覚に襲われた。

「あぁぁぁっ・・・やぁ・・・」

今まで経験した事のない快感が背筋を駆け抜け、身体が脱力して立ってるのもやっとだ。

荒い息を整えながら樹さんを見上げると、彼は妖しく笑いながら私のナカから指を引き抜き、それを舐めながら言った。

「ごちそうさま・・・そのせいで俺のここもう限界かも・・・先にお風呂出て身体拭いてベッドで待ってて」

そう言って樹さんは、自分自身に私の手を導く。

そこは熱く、軽く触れると樹さんの息が荒くなる。

私は樹さんを残してバスルームを出て身体を拭き、彼のバスタオルを用意してなんとなくバスタオルを巻いたままベッドに腰掛けた。
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