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茜色の空に
第2章 青い春
結局、なぜか私は水瀬くんの家におじゃましている。
向かいには落ち着きのない水瀬くん。
横には水瀬くんの弟の月光(ライト)くん。
正直に年は離れてるけど、ふたりそろっていま流行りのキラキラネームにしか思えなかった。
そんな月光くんは、私になぜ水瀬くんが今日休んだか教えてくれた。
「きょう僕、熱出しちゃったの。でもきょうはママはおじさんちにいるからいなくて、にいちゃんが休んで看病してくれたの!だから寂しくなかったんだ~にいちゃん優しいんだよ!」
彼は嬉しそうに水瀬くんについて喋る。
水瀬くんは頬杖をついて遠くを見ていた。
水瀬くんと月光くんは悲しいくらい兄弟といえど似ていない。
話から察するに、彼の母親は奔放なひとなんだろう。
しばらく月光くんははしゃいでいたけど、まだ体力がないせいか寝てしまった。
「水瀬くんとちがって可愛くてよく喋る弟さんですね。」
わたしが皮肉を含めて言うと、月光くんを寝かしつけながら水瀬くんは言った。
「父親が違うから、性格も体格も俺とこいつじゃだいぶ違うんだよ。こいつは純日本人だけど、どうやら俺の父親は外人みたいだぜ。誰かはしらねぇけどな…」
てっきり彼の金髪や青みがかった瞳はカラコンとかかと思いきや、天然らしい。
彫りが深い顔だけどそこまで外人顔ではなかったので、私はまるで気づかなかった…顔は母親似だそうだ。
向かいには落ち着きのない水瀬くん。
横には水瀬くんの弟の月光(ライト)くん。
正直に年は離れてるけど、ふたりそろっていま流行りのキラキラネームにしか思えなかった。
そんな月光くんは、私になぜ水瀬くんが今日休んだか教えてくれた。
「きょう僕、熱出しちゃったの。でもきょうはママはおじさんちにいるからいなくて、にいちゃんが休んで看病してくれたの!だから寂しくなかったんだ~にいちゃん優しいんだよ!」
彼は嬉しそうに水瀬くんについて喋る。
水瀬くんは頬杖をついて遠くを見ていた。
水瀬くんと月光くんは悲しいくらい兄弟といえど似ていない。
話から察するに、彼の母親は奔放なひとなんだろう。
しばらく月光くんははしゃいでいたけど、まだ体力がないせいか寝てしまった。
「水瀬くんとちがって可愛くてよく喋る弟さんですね。」
わたしが皮肉を含めて言うと、月光くんを寝かしつけながら水瀬くんは言った。
「父親が違うから、性格も体格も俺とこいつじゃだいぶ違うんだよ。こいつは純日本人だけど、どうやら俺の父親は外人みたいだぜ。誰かはしらねぇけどな…」
てっきり彼の金髪や青みがかった瞳はカラコンとかかと思いきや、天然らしい。
彫りが深い顔だけどそこまで外人顔ではなかったので、私はまるで気づかなかった…顔は母親似だそうだ。