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茜色の空に
第10章 失われた時を求めて
次の日が休みだということで、おれは久々に片桐と飲みに出掛けていた。
「なぁ、お前の嫁俺まだ会わせてもらってねぇんだけど。」
俺が片桐に言うと、片桐は申し訳なさそうに言う。
「彼女仕事人間でねぇ~
多分水瀬とおんなじくらい!
アパレル会社で企画やってて、めっちゃ忙しくてさぁ。
ま、俺もそれなりに忙しいけど。
まず、水瀬がイケメンだから嫁が水瀬にとられないか心配!」
最後の一言に、俺は盛大に酒を吹く。
「つーか俺が見境なく誰でも食うとかおもってんじゃねーよ!
他人の嫁を寝とる趣味はねぇし!」
そう言うと、片桐は楽しそうに笑って言った。
「だって水瀬は黒髪の清楚系の女の子が好みだもんねぇ~
初恋が忘れられないんでしょ~?」
全て当てられて、俺は動揺する。
「そ、そんな事ねぇし!」
そう言う俺を見て、片桐はニヤニヤ笑う。
「本当に水瀬って全部顔にでるし、嘘つくの下手だよねぇ~
営業中が嘘みたいだよねぇ。」
そう言って片桐がグラスをあけて、おかわりのハイボールを注文していた。
やっぱりこいつも酒つえーな…
その時、片桐の携帯が鳴る。
「あ、百合ちゃんだ♪
出てもいーい?」
そう聞く片桐に俺は静かにうなづき、片桐は浮かれながら携帯を手に取り席を立つ。
「なぁ、お前の嫁俺まだ会わせてもらってねぇんだけど。」
俺が片桐に言うと、片桐は申し訳なさそうに言う。
「彼女仕事人間でねぇ~
多分水瀬とおんなじくらい!
アパレル会社で企画やってて、めっちゃ忙しくてさぁ。
ま、俺もそれなりに忙しいけど。
まず、水瀬がイケメンだから嫁が水瀬にとられないか心配!」
最後の一言に、俺は盛大に酒を吹く。
「つーか俺が見境なく誰でも食うとかおもってんじゃねーよ!
他人の嫁を寝とる趣味はねぇし!」
そう言うと、片桐は楽しそうに笑って言った。
「だって水瀬は黒髪の清楚系の女の子が好みだもんねぇ~
初恋が忘れられないんでしょ~?」
全て当てられて、俺は動揺する。
「そ、そんな事ねぇし!」
そう言う俺を見て、片桐はニヤニヤ笑う。
「本当に水瀬って全部顔にでるし、嘘つくの下手だよねぇ~
営業中が嘘みたいだよねぇ。」
そう言って片桐がグラスをあけて、おかわりのハイボールを注文していた。
やっぱりこいつも酒つえーな…
その時、片桐の携帯が鳴る。
「あ、百合ちゃんだ♪
出てもいーい?」
そう聞く片桐に俺は静かにうなづき、片桐は浮かれながら携帯を手に取り席を立つ。