この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
茜色の空に
第12章 想い出の跡地
「海渡ー!草壁さん久し振り!」

俺たちが帰ってくることを伝えると、栄吉と鈴木が車で迎えにきてくれた。

栄吉はそろそろ世界を狙えるくらいのボクサーになり、たまにスポーツニュースで名前を聞くくらいの有名人になった。

鈴木はそんな栄吉を支える彼女になり、来年のはじめくらいに結婚するらしい。

「市役所で偶然会って以来だな…あんときは済まなかった…」

俺がそういうと、栄吉は俺の背中を強く叩いて言う。

「まぁ、お前のことだから俺らに迷惑をかけないようにしたんだろ?
大体解るよ。」

栄吉にはなぜか言わない事も全てばれてるから不思議だ。

まぁ、俺が解りやすいだけかもしれないけど。

「リンコなんかすっごく綺麗になった!
水瀬くんに大切にされてるんだね!」

鈴木がそういうと、倫子は恥ずかしそうに笑う。

「圭子と田辺くん、結婚おめでとうございます!
あの頃はそうなるとは全く思いませんでした!」

倫子がそう言い楽しそうに笑う。

なんとなくその笑顔を見てると、それだけで不安な俺の心は少し明るくなった。

「じゃあ、とりあえず草壁さんの実家にいこうか。」

栄吉が車を運転してるなんて、なんか不思議な気分だった。
/281ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ