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茜色の空に
第12章 想い出の跡地
倫子の実家はドアの前まではいったことはあっても、入るのは初めてで緊張する。
まともなオヤジだったら、こんな金髪のヤンキーみたいな男は速攻で追い出すだろう…
しかも倫子の父親と継母になる人を見たのは、あの不倫現場だし俺的にはとてもきまずかった……
「あんまり緊張しなくても大丈夫です。
親子ですけど、割りとさっぱりしていますから。」
そう言って、倫子は家のインターフォンを押す。
はーい!という女のひとの声とともに、ドアが開けられた。
「お帰りなさい倫子ちゃん!
あ、隣のひとはもしかして噂の彼氏!?
初めまして、草壁蘭です。」
彼女があの宇佐美の姉さんか……確かに似てるな……心の中でそう考える。
「水瀬海渡といいます。
倫子さんとお付き合いさせていただいてます。
よろしくお願いいたします。」
俺はそう挨拶して頭をさげる。
倫子がとても驚いた顔でこちらを見ていた。
まぁ、昔は敬語なんて使えなかったけれど、今は働いてもいるし接客業だし普通に敬語とか礼儀とか叩き込まれたからな。
二人で家に入ると、リビングのソファーに座っていた壮年の男性が立ち上がった。
「やぁ、よく来たね。
待っていたんだよ。
初めまして、倫子の父です。」
笑顔が倫子にそっくりで、親子なんだなと本当に思った。
まともなオヤジだったら、こんな金髪のヤンキーみたいな男は速攻で追い出すだろう…
しかも倫子の父親と継母になる人を見たのは、あの不倫現場だし俺的にはとてもきまずかった……
「あんまり緊張しなくても大丈夫です。
親子ですけど、割りとさっぱりしていますから。」
そう言って、倫子は家のインターフォンを押す。
はーい!という女のひとの声とともに、ドアが開けられた。
「お帰りなさい倫子ちゃん!
あ、隣のひとはもしかして噂の彼氏!?
初めまして、草壁蘭です。」
彼女があの宇佐美の姉さんか……確かに似てるな……心の中でそう考える。
「水瀬海渡といいます。
倫子さんとお付き合いさせていただいてます。
よろしくお願いいたします。」
俺はそう挨拶して頭をさげる。
倫子がとても驚いた顔でこちらを見ていた。
まぁ、昔は敬語なんて使えなかったけれど、今は働いてもいるし接客業だし普通に敬語とか礼儀とか叩き込まれたからな。
二人で家に入ると、リビングのソファーに座っていた壮年の男性が立ち上がった。
「やぁ、よく来たね。
待っていたんだよ。
初めまして、倫子の父です。」
笑顔が倫子にそっくりで、親子なんだなと本当に思った。