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茜色の空に
第2章 青い春
彼の取り巻きの女狐たちの餌食になるのは、可能な限り避けたかった。
「あ、ちなみに誤解されてるだろうから言っとくけど。」
結局遅くなり夜道が危険という理由で彼はわたしを送ってくれたときに急に言い出したのだ。
彼はいつも通りの不敵な笑みで私に衝撃の一言を放った。
「ちなみに俺、誰とも付き合った事もねぇしキスもセックスもしたことねー。ああいう事したのも、おまえが初めて。つまり俺、童貞だからな!」
夜道で思わず絶句するわたし。
つまりは、天然スケコマシ!
「じゃあいままでされた事はどうやっておぼえたのですか!?」
動揺して私がつっこむと
「男子高校生はエロいことは必死にネットやらひとに聞いたやらで詳しくなるから仕方ねーだろ」
と、悪びれもなく開き直った。
まさに思春期の神秘。
そう言ってるうちに私の家についた。
明かりはついてない。
「おまえんち、誰もいねーの?」
水瀬くんが、私の家を見てそう聞いた。
もう夜の8時。
普通の家なら夕飯を食べててもおかしくない時間だ。
「両親共働きで忙しいので、いつも夕飯はひとりで食べる事が多いのです。」
私は冷めた目で暗い家を見つめてそう言った。
「あ、ちなみに誤解されてるだろうから言っとくけど。」
結局遅くなり夜道が危険という理由で彼はわたしを送ってくれたときに急に言い出したのだ。
彼はいつも通りの不敵な笑みで私に衝撃の一言を放った。
「ちなみに俺、誰とも付き合った事もねぇしキスもセックスもしたことねー。ああいう事したのも、おまえが初めて。つまり俺、童貞だからな!」
夜道で思わず絶句するわたし。
つまりは、天然スケコマシ!
「じゃあいままでされた事はどうやっておぼえたのですか!?」
動揺して私がつっこむと
「男子高校生はエロいことは必死にネットやらひとに聞いたやらで詳しくなるから仕方ねーだろ」
と、悪びれもなく開き直った。
まさに思春期の神秘。
そう言ってるうちに私の家についた。
明かりはついてない。
「おまえんち、誰もいねーの?」
水瀬くんが、私の家を見てそう聞いた。
もう夜の8時。
普通の家なら夕飯を食べててもおかしくない時間だ。
「両親共働きで忙しいので、いつも夕飯はひとりで食べる事が多いのです。」
私は冷めた目で暗い家を見つめてそう言った。