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茜色の空に
第14章 夜を越えて~side真木~
「その…普通の店で働くと親にすぐ見つかっちゃうから……
親から逃げたくて……ここだとお金にもなるし、田舎で温泉地だし店舗がないから身が隠せると思って……
住み込みで働けるって聞いたし……
あと、身体に傷があるから……」
下を向いたまま、彼女が震えながら答える。
どうやらワケアリだ。
正直、商品価値としては高い。
客もこの見た目ならすぐつくだろう。
あとは傷がどの程度か見とかなきゃならねぇな……
俺はいろんな事を考えながら、席を立って言う。
「いいよ、とりあえずついてこい。」
喫茶店を出て、彼女を連れて車に乗る。
「名前は?本名じゃなくて源氏名でもいいけど。」
俺が聞くと、彼女は小さい声で答える。
「ミク。」
まぁ、あんまり明るいタイプじゃないしキャバとかスナックは無理か。
ちょいメンヘラ入ってそうだしなぁ…
とりあえず、一応聞いてみた。
「水商売とか風俗の経験は?」
聞くと彼女は車の窓ガラスに頭をもたれかけながら、遠い目をして言う。
「働いてた事はないです。
でも、身体を売るのと同等なことはたくさんしてきたよ。」
まぁ、親による性的虐待かはたまた母親に客をとらされてたか、性病の検査はしてやるかと俺はとりあえず思った。
「まず病院いくな。
客に病気うつされちゃまずいし。
店が持つから安心しろよ。」
そして俺は車のエンジンを入れて、店の御用達の医者のもとに急いだ。
親から逃げたくて……ここだとお金にもなるし、田舎で温泉地だし店舗がないから身が隠せると思って……
住み込みで働けるって聞いたし……
あと、身体に傷があるから……」
下を向いたまま、彼女が震えながら答える。
どうやらワケアリだ。
正直、商品価値としては高い。
客もこの見た目ならすぐつくだろう。
あとは傷がどの程度か見とかなきゃならねぇな……
俺はいろんな事を考えながら、席を立って言う。
「いいよ、とりあえずついてこい。」
喫茶店を出て、彼女を連れて車に乗る。
「名前は?本名じゃなくて源氏名でもいいけど。」
俺が聞くと、彼女は小さい声で答える。
「ミク。」
まぁ、あんまり明るいタイプじゃないしキャバとかスナックは無理か。
ちょいメンヘラ入ってそうだしなぁ…
とりあえず、一応聞いてみた。
「水商売とか風俗の経験は?」
聞くと彼女は車の窓ガラスに頭をもたれかけながら、遠い目をして言う。
「働いてた事はないです。
でも、身体を売るのと同等なことはたくさんしてきたよ。」
まぁ、親による性的虐待かはたまた母親に客をとらされてたか、性病の検査はしてやるかと俺はとりあえず思った。
「まず病院いくな。
客に病気うつされちゃまずいし。
店が持つから安心しろよ。」
そして俺は車のエンジンを入れて、店の御用達の医者のもとに急いだ。