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茜色の空に
第14章 夜を越えて~side真木~
最近は医学が発達して、こういう検査がすぐ終わるから助かる世の中だ。

ミクはシロだった。

妊娠もないし健康そのものだ。

ただ、少しソコが炎症を起こしてるから一週間くらいは休ませろと薬はもらった。

相当乱暴されてきたんだろうな。

「てっきり、おじさんが来るかと思ってました。
あなたみたいな若いひとが来るなんて思わなかった…」

ミクが相変わらず遠くを見ながら言う。

「まぁ、おまえとそんなに変わんねぇよ。
今年で22歳だ。
老けて見られるけどな。」

俺がそう言うと、ミクは驚いた顔をして言う。

「30歳くらいかと思いました…
ごめんなさい…」

「老けてるから。」

俺は笑いながらそう言って、車を運転する。

次に向かうのは、客をとるために使ってるさびれた温泉宿だ。

初心者というのと身体検査もかねて、講習しなきゃならない。

車を駐車場に入れ、さびれた温泉宿につくと妖怪みたいな女将が出迎え部屋に案内された。

「ここがメインの仕事場だ。
まあ、きれいな宿じゃないけど雑居ビルよりはましだろ?」

そう言って、とりあえず上着を脱ぐ。

彼女はとりあえず俺の前に立って不安そうにあたりを見回している。

「とりあえず、俺の前で服脱いで。」

俺はそう言って、テーブルの前に座って彼女を見つめた。
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